Community 地域社会貢献
公開講座や一般向けセミナーや企画展示を通して、北方圏としての北海道の歴史や風土の密着した研究成果を市民に還元し、北海道文化のさらなる発展に貢献しています。
企画展示
令和3年度
書香の森企画展示「縫い継がれた記憶―進藤冬華シリーズ展」(後援)
- 第1期 ふたりでつくる、日々のかたち
- 第2期 つらなりのステッチ 交差の場としての地域
- 第3期 体験のためのレプリカ —「再現」によって過去とつながる —
- 第4期 ふたりで縫う —土地の記憶と向き合う —
令和元年度
北海道立北方民族博物館 移動展/北海道大学総合博物館企画展
平成28年度
北海道大学総合博物館文学部展示
「アイヌ語・北方諸言語研究の系譜」および「東シベリアの先住民におけるフィールドワーク」をテーマに、サハ共和国の概要、野生トナカイとサハの人々の関わり、サハの音文化、カムチャツカ先住民における言語調査に関する解説と展示
平成26年度
北海道大学インフォメーションセンター「エルムの森」(共催)
「北方スタイル2014」
文学研究科企画展示「『ほかにない』がここにある」の一部としてセンター活動内容を紹介。
北海道立北方民族博物館 移動写真展
「忘れられた歴史のページ:20世紀サハリン先住民のくらし」(共催)
札幌駅前通地下歩行空間・北3条交差点広場「北大文学研究科のフィールドワーク」
「〈北方の世界〉北方スタイル〜シベリア先住民アートの世界〜」(共催)
平成24年度
北海道立北方民族博物館 移動写真展「北にくらす子どもたち」(共催)
平成23年度
書香の森企画展示「北方スタイル〜シベリア原住民アートの世界〜」
- 第1回 カムチャッカ編:ファーとビーズのかわいい小物
- 第2回 サハリン編:暮らしをいろどるうずまきハート
- 第3回 ロシア沿海地方編:森のざわめき 水のきらめき
公開講座
センター教員が地域の方向けにさまざまな公開講座を行っています。
令和6年度
北大道新アカデミー「戦争と平和 人文社会科学の視点から考える」
戦間期の亡命ロシア文化(小椋 彩)
平和の人類学(小田 博志)
令和4年度
北大道新アカデミー「人類は危機にどう対応してきたか」
変化する世界と北米先住民1 —伝染病のトラウマ(山口 未花子)
変化する世界と北米先住民2 —自然環境の変化(山口 未花子)
平成30年度
北大道新アカデミー「アートで巡るヒト・モノ・コト」
イタリア美術の基本 キリスト教と美術の深い関係(谷古宇 尚)
こんなところにイタリア美術! 遠くて近いイタリアと日本(谷古宇 尚)
文学部公開講座「悩める人間」
母と子のかなしみ ―聖母マリアとイエス・キリストの図像学(谷古宇 尚)
平成28年度
文学部公開講座「かなしむ人間」
作家(アーティスト)はつらいよ―お金と才能なかりせば―(北村 清彦)
平成23年度
文学部公開講座「生物という文化を探る」
日本最古のテーマパーク?―奈良公園に見る人とシカの関係史(立澤 史郎)
外来生物のはなし―人間がもたらした生態系への新たな脅威(池田 透)
平成22年度
文学部公開講座「ごかい・誤解?」
言誤学?―未知のコトバとの出会い(津曲 敏郎)
平成21年度
文学部公開講座「老い翔ける」
晩年の様式―イタリア・ルネサンスの長寿の芸術家たち(谷古宇 尚)
平成19年度
文学部公開講座「北方を旅する―北をめざした人々」
講師: 望月恒子、谷古宇尚、北村清彦、佐藤知己、津曲敏郎、吉開将人、宮武公夫、池田透、加藤博文
ツンドラカフェ
一般市民を対象としたサイエンスカフェ。話し手は原則大学院生とし、一般の聴衆に向けて自分の研究内容や意義を平易なことばで説明する場としています。
第1回
平成23年6月4日
「ウイルタのおばあちゃんと暮らした1年」
話し手: 山田祥子(博士課程)
第2回
平成23年7月30日
「歴史から学ぶ、そのために未来に記録を残す―宮城県石巻市の体験から―」
話し手: 永野正広(修士課程)
第3回
平成23年10月30日
「見て、触れて、創るカムチャッカ先住民アート」
話し手: 大澤夏美(修士課程)
第4回
平成23年11月19日
「都市でゲルに暮らす―ウランバートル市民による街づくりの実践」
話し手: 滝口良(博士候補生)
第5回
平成24年2月26日
「カムチャッカの伝統文化を歌い継ぐ―先住民アリュートル民族の歌と踊り」
話し手:リディア・チェチュリナ(アリュートル語伝承者)
第6回
平成24年5月26日
「ソ連のプーさん―ちょっと懐かしいロシアアニメの世界」
話し手: 大川良輔(博士候補生)
第7回
平成24年7月28日
「沈黙の詩人の饒舌―石原吉郎の見たシベリア」
話し手: 根本萌(修士課程)
第8回
平成24年12月15日
「記憶と空間―ノーベル賞作家ブーニンの初期作品をめぐって」
話し手: 石原遼平(修士課程)
第9回
平成25年12月21日
「ヨーロッパの孤立語を学ぶ:いま花盛りのバスク地方」
話し手: 杉山朱実(鹿児島国際大学・教授)
出版物
雑誌
北方圏の人文学研究の集約と促進を目的として、2008年より国際学術専門誌『北方人文研究』を年に1冊刊行しています。
センター教員に
よる書籍
(2010年以降、分担執筆を除く)
・『生きる智慧はフィールドで学んだ 現代人類学入門』
山口 未花子/ケイトリン コーカー/小田 博志(著)ナカニシヤ出版 2023年
・『続縄文文化の資源利用』
高瀬 克範(著)吉川弘文館 2022年
・『ロシア文学からの旅 交錯する人と言葉』
中村 唯史/坂庭 淳史/小椋 彩(編著)ミネルヴァ書房 2022年
・『優しい語り手 ノーベル文学賞記念講演』
オルガ・トカルチュク(著)、小椋 彩/久山 宏一(訳)岩波書店 2021年
・『ゼロから話せるブルガリア語』
菅井 健太(著)三修社 2020年
・『樺太における日ソ戦争の終結 知取協定』
ニコライ・ヴィシネフスキー(著)、小山内 道子(訳)、白木沢 旭児(解説)御茶の水書房 2020年
・『プラヴィエクとそのほかの時代』
オルガ・トカルチュク(著)、小椋 彩(訳)松籟社 2019年
・『日本人が知りたいロシア人の当たり前 ロシア語リーディング』
加藤 栄一(監修)、光井 明日香/菅井 健太/グリゴリー, ミソチコ/エレオノーラ, サブリナ(著)三修社 2019年
・『北東アジアにおける帝国と地域社会』
白木沢 旭児(編著)北海道大学出版会 2017年
・『日中戦争と大陸経済建設』
白木沢 旭児(編)吉川弘文館 2016年
・『情報科学と言語研究』
加藤 重広/佐藤 知己(編著)現代図書 2016年
・『シベリア先住民の食卓 食べものから見たシベリア先住民の暮らし』
永山 ゆかり/長崎 郁(編)東海大学出版部 2016年
・『水・雪・氷のフォークロア 北の人々の伝承世界』
山田 仁史/永山 ゆかり/藤原 潤子(編)勉誠出版 2014年
・『増補改訳 ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代』
アレクサンドル・カンチュガ/津曲 敏郎(翻訳)北海道大学出版会 2014年
・『ヘラジカの贈り物 北方狩猟民カスカと動物の自然誌』
山口 未花子(著)春風社 2014年
・『逃亡派』
オルガ・トカルチュク(著)、小椋 彩(訳)白水社 2014年
・『昼の家、夜の家』
オルガ・トカルチュク(著)、小椋 彩(訳)白水社 2010年
・『北方を旅する 人文学でめぐる九日間』
北村 清彦(編著)北海道大学出版会 2010年